ネコグッズショップとしては、輸入製品ばかりをあつかっていた
渋谷の「CAT HOUSE」さんが、閉店しました。
しゃれたグッズが多くて、フアンの一人だったもので、とっても残念です。
オーナーの関谷さんとは、ロンドンのピカデリーサーカスで落ち合い、
食事をしたのがとても懐かしい。
彼女は仕入れに、私はネコ追っかけの旅人。
旅人は、時には冒険家。
私がビートルズショップのオーナーに、
ジョンレノンが猫を抱いてる写真があれば欲しいと、訪ねた際に、
店には日本人の女性スタッフがいたので、安心し、
オーナーの家で、パーテイーをするからと誘われ、興味深々で向かった。
オーナーの部屋に入ってびっくり!辺り一面に豹柄でおおわれ、パンクそのもの。
壁、椅子、テーブルが豹が化けた!か。
日本人のスタッフは先に帰り、私は夕食にイタリアンレストランに連れて行かれた。
実にユニークながっしりとした、目の大きな男性で、話も楽しい方だった。
時間も忘れて話しに耳を傾けているうちに、時間のことが気になり、
時計を見たら、11時だった。
明日、帰国だからと、大急ぎでバイバイし、地下鉄乗り場に向かったら、
土曜日は11時でストップ! 仕方がないので、バス停に向かう。
そこで親切な中国人の青年に会い、同じ方向なのでと、一緒にバスを待った。
レストランでアルバイトをしていて、いずれはIT関連の仕事をしたいと話してた。
連絡先を教えてもらったけど、そのメモを失くし、お礼状も出せずにいて、
いまだに気になっている。
ホテルに戻れば、深夜でもドアの前に猫のスペンサーが待っていてくれて、ベッドイン。
その猫は今、天国にいる。
ホテルもオーナーが替わり、名前も変わってしまった。
またたび物語りにあるのがそう。
そんな経験やら、何やらを関谷さんに話すと、彼女はびっくりする。
何度もロンドンに行ったけれど、深夜、バスで行動する勇気がないと、
会う度に話していた。
ジョンレノンの写真はもちろん、手に入らなかった。
が、彼から、陶器製の黒猫をもらった。片目がつぶれた猫。
その後、片目のつぶれた黒猫が川崎から届いた。それがコーちゃんだ。
コーちゃんも、今年で10歳。
あのオーナーはお元気かしら。
あの店はあるのかしら。
ロンドンに旅なさる方、もしもお会いになったら、宜しくお伝えください。