私は今、とても重い気持ちでおります。
昨日の12時、やっとすれすれでアクトギャラリーへ、搬入!
その足で岩波ホールへと、向かいました。
只今上映中の映画「オレンジと太陽」を観るためにです。
1618年から1970年もの長い間、イギリスで実際にあった話です。
孤児や貧困家庭の児童など総数15万人も移民させ、孤児院に送り、
虐待、重労働を強いるなど政府や教会がらみで行われていたのを、
ソーシャルワーカーであるマーガレット・ハンフリーズが
1987年より児童移民トラストの主謀者として夫と共に、
家族の再開やカウンセリングの救済活動を現在も行っているという内容です。
そのハンフリーズとジム・ローチ監督との出会いから企画された映画です。
しかも映画の撮影中の2009年11月16日に
オーストラリアのケビン・ラッド首相が謝罪し、
2010年2月24日のやはり撮影中、
イギリスのゴードン・ブラウン首相が
イギリス政府に代わって議会で正式な謝罪を行ったそうです。
映画が国を動かすとは!
丁度この映画を観る前まで、
先日ご紹介いたしましたアニマルクラブ石巻の阿部智子さんの
「動物たちの3.11」を読んでいたので、
動物と子供達との問題が重なり、とても言いようのない重苦しい気持ちにさせられたのです。
彼女の本の中には、
保健所に連れて行かれてガス室で殺された多くの犬、ネコの実態も載ってます。
写真入りでです。
先日別のボランテイアグループからFAXされた動物愛護法改正願いの中に、
二酸化炭素での殺害には、多くの関係者にお金がまわるようなシステムになっている。
ガスを使用するより注射での安楽死のほうが、
安価でしかも動物にとっても苦しまずに済むそうで、
その処置の仕方に対しての改善を求める内容でした。
そこにも原発と同じように、利権がからんでいるのです。
何としたことでしょうか?
皆様はどう思われますか?
世の中をもっとしっかりと、目配りする必要があるのではないでしょうか?
ぜひ、映画、本をお勧めします。
お願いいたします。
双方、素晴らしい内容です!