猛暑が続いております。
お変わりないですね!
私は相も変わらず、制作の遅れに少々、焦る毎日です。
文章も考える為には、本も読まないとなりませんから、
読みだす内に睡魔が邪魔をしますんですねぇ。
そんな状況ですが、どうしても知って戴きたくて、
「赤旗」に掲載されてる大事な記事をご紹介させてくださいませ。
私が会員になってる「ペシャワール会」の会長、医師中村哲さんからの訴えです。
「残虐行為の米軍の仲間に」
安保法案が成立すれば日本の一つの時代が終わると感じています。
アフガニスタンから帰国して安倍さんの熱に浮かされたような演説を聞き、
はっきり言って正気なんだろうかと思いました。
自衛隊が国際NGOを救出できるようにする、駆けつけ警護するという想定が
あり得ないことだし、そんなことをすると、助かる命も助からない。
支援は、その国の人たちの願いと保護を受けてやれることです。
地域の住民や行政と信頼関係を築いて、自分たちの安全を保ってきました。
それを無視することです。
法案をまっすぐに見ると結局は、アメリカをはじめとする連合軍に日本も参加することです。
平和が泣いています。
2001年の米軍による空爆から始まったアフガニスタンへの軍事介入の際、
日本は憲法の制約から自衛隊を出せませんでした。
だが、殺りくと残虐を平気で行ったあの仲間にだけは死んでもなりたくない。
アフガニスタンでは、いまだに国民の半数が栄養失調状態です。
人口増加に加えて、気候変動による干ばつで農業生産が著しく低下しています。
各家庭にライフルが一丁ずつあるような、兵農未分化の社会ですから、
住民は兵士にも農民にもなります。
食べるものがなく、それでやむなく傭兵になるという人が圧倒的に多いのです。
ペシャワール会が支援する平和医療団、日本では「緑の大地計画」に取り組み、
アフガン東部の一角に定期的に安定的に農業用水を供給しようとしています。
20年までにこの地域周辺の65万人が安心して生きてゆくようにしたいのです。
私達の事業そのものは本来、テロ対策でも平和運動でもありません、
タリバン政権運動でもありません。
アメリカが「テロとのたたかい」といって軍事介入し、
連合軍が国をぐちゃぐちゃにしました。
日本は空爆を支持しインド洋で米艦船への給油をしましたが、
その活動はアフガニスタン人にはあまり知られず、私たちの活動に幸いしました。
軍服を着た自衛隊が目の前で歩きまわることがなかったので、
信頼関係を辛うじて維持できたのです。
つくらなくてもいい敵をつくり、イスラム教徒に対する偏見を有し、
危険な火遊びに運命を託すようです。
日本ほど治安がいい国はないのに、なぜそれを自ら投げ捨てるのでしょうか?
欧米に迎合する卑劣な動きは、日本人として、とうてい耐えがたいものがあります。
