アムステルダム(AMSTERDAM)
お母さんにとっては、2度目の訪問なんだって。
ホテルに着いて早速周辺を散歩すると、
マクドナルドの向かいに何と!刺青屋。
女性がベッドの上に上半身、裸でうつぶせになって
チクチク刺されているのが、通りから見えちゃったんだよ!
数件先のギフトショップに入れば、ポルノグッズが堂々と、
ディスプレイされているんで、お母さんはびっくりしてた。
ネコに会えるかなあと、ドキドキしながら歩いていたら、
アラブレストランの入り口で茶トラのネコ2匹!
何と、真っ昼間というのにハグハグ、ポルノの真っ最中!じゃぁないの!
目のやりばに困っちゃった。周辺の人達、はニヤニヤ。
ここアムステルダムって、何とおかしな街でしょか。
アラブレストランの名は「ババ」。
オーナーのババさんと、ポルノの実演を見せた雄の「ミシュ」。
お相手はお疲れか、その後、姿を見せなかった。
恥ずかしかったのかもニャア。
ネコの美術館(KTTEN KABINET)
- ムサビ時代の同期生、ジュエリーデザイナーの黒瀬恭子さんからの便りで、
この美術館のことを知ることが出来たんだ。
彼女はアムステルダムのギャラリーで、よく展示会をしているんだよ。
[ネコの美術館](Katten Kabinet)
住所:Herengracht 497, Amsterdam
020-6265378
この美術館のオーナーはボブ・マイヤーさん。
1983年に18才の愛猫「ジョン・ビエール・モルガン」の死を悲しんで、
思い出のために美術館を造ることにしたんだって。(2007年オープン)
ボブ・マイヤーさんと、愛猫モルガンの肖像画。
マイヤーさんと猫の関係が有名になり、とあるアメリカ人が
モルガンをモチーフにしたドル札まで作ったそうだ。
そのお札も額装されて、階段の壁面に飾られていた。
中に入り早速、ネコちゃんに出迎えられた。
ここには4匹のネコが住んでるんだ。
壁に高橋行雄さんのポスターが飾られていた。凄いね!
ギャラリーは2階にあって、ネコの足跡のついた階段を上がっていくと、彫刻が施された壁面に高い天井の、まるで貴族の館のように豪奢な部屋が続いている。
壁という壁は、それは見事な猫の絵画で埋め尽くされていた!
藤田嗣治の版画はもちろんのこと、モダンな猫から古典的な猫もあり!
静かに僕たちの前を通り過ぎていくネコ、椅子の上でスヤスヤと眠るネコを眺めながら、お母さんは、ゆったりとスケッチが出来た。
重厚なカーテンの向こうには美しい運河が流れ、ここはまるで天国の様。
ボブ・マイヤーさんに本当に感謝だよねぇ。
ここはお母さんの大好きなスタンランの部屋だよ。
壁一杯に、デッザンや絵画が沢山飾られていて、ごきげんでした。
スタンランの一番有名な黒猫のポスターだよ。
デザインが素晴らしいよね。
僕も大好きさ!
ここオランダは自然環境を大切にし、人にも、動物たちに対してもとても優しいし、アート感覚にも優れた、成熟した国だ。
パンクっぽい自由さにあふれる中、アンネハウスで戦争の恐ろしさをも気づかされる。
そうした過去があるからこそ、現在をエンジョイしようという、人々の心が旅人の心を優しく包んでくれるようだったニャー。