アムステルダム(AMSTERDAM)


中に入り早速、ネコちゃんに出迎えられた。
ここには4匹のネコが住んでるんだ。
壁に高橋行雄さんのポスターが飾られていた。凄いね!
ギャラリーは2階にあって、ネコの足跡のついた階段を上がっていくと、彫刻が施された壁面に高い天井の、まるで貴族の館のように豪奢な部屋が続いている。
壁という壁は、それは見事な猫の絵画で埋め尽くされていた!
藤田嗣治の版画はもちろんのこと、モダンな猫から古典的な猫もあり!
ここはお母さんの大好きなスタンランの部屋だよ。
壁一杯に、デッザンや絵画が沢山飾られていて、ごきげんでした。
ここオランダは自然環境を大切にし、人にも、動物たちに対してもとても優しいし、アート感覚にも優れた、成熟した国だ。
パンクっぽい自由さにあふれる中、アンネハウスで戦争の恐ろしさをも気づかされる。
そうした過去があるからこそ、現在をエンジョイしようという、人々の心が旅人の心を優しく包んでくれるようだったニャー。
▼ これは、その時に出展した作品。 この会から、ネコをテーマにした作品を出品し始めたんだよ。
▼ 2001年4月26日、 4年振りのSIグループ展に出品した作品。
タイトル「招き猫」。9.11やイラク戦争も起き、世界平和を祈りながら、描かれたんだよ。
マチルダはどうも既に2代目になっている様子。
ジョン・レノンの「IMAGIN」は、素晴らしい歌だよね。
1980年12月にジョン・レノンは40歳の時に命を絶たれてしまった。
ここはジョン一家がよく散歩をしていたセントラルパーク内のストロベリーフィールズだよ。
1985年10月9日。ジョンの誕生日に当時のNY市長、エドワード・コッチ氏が、ジョンのためにビートルズの曲「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」から名付けて贈られた場所だそう。そこにオノ・ヨーコが世界平和を祈念して制作したモザイクをNYに寄贈したんだって。
毎日欠かさず花を贈る素晴らしい男性がいるそうだよ。ちょっと切なくなってくるよね。
世界が本当に平和になってくれるといいニャア。想像しようね。
目指すは、作家ヘミングウェイの家だ。ト
店のシンボルマーク
お母さんのはしゃぎ様ったら、わかるでしょう。
CATS&DOGS GOODS SHOP「purrsnickety」
ネコグッズショップの全景
店の奥はワン公グッズの売り場になっていて、
おまけに2匹の生きたお猫ちゃんまでもが
待っていてくれた。
それでは次の旅までバイバイ。良い新年を迎えてね!
ショップのウィンドウにはそれぞれに個性的なネコがディスプレイされていてネ、
街全体がネコ祭りを祝うなんて羨ましいよね!!
最初に出会った、祭りの案内人のようなネコ君とネズミちゃんだよ。
祭りのプログラムを売って歩いてるんだ。
ネズミちゃんは可愛いけど、ネコ君のメーキャップがちょっと怖かった。
3時も近付いてくると、広場は人で溢れ、いよいよ祭りの始まりだ!!
鼓笛隊の賑やかな演奏が過ぎ、数々のスポンサーのパレードに続いてビッグなネコの女王様と目をグルグルさせて王様がやって来た!!
アー、ボクはドキドキだった。
そもそもネコ祭りとは、いろいろな説があってね、1600年代にヨーロッパでは宗教上の弾圧で魔女狩りが行われ、ネコは同類と考えられていて、ここイーペルではペストが流行した時、悪霊を滅ぼす為に市庁舎の鐘塔からネコを生贄として投げ落としていたんだって。
そんな不幸な時代もあったけど、今では皆、ネコが大好き!!と言うお祭りで、人口2万人と言うこの街が総出で参加しているんだって、パレードはエジプトからのネコの歴史を絵巻物の様に、次々と面白おかしく、賑やかに楽しませてくれた。それはそれは、見事な2時間だったよ。
特に子供達が扮するネコも可愛いこと!!
パレードが去った後、鐘塔からいよいよネコが投げ落とされる。
1938年からは生きたネコから、ぬいぐるみに変わり、拾った人にも幸せが来るとのことで、大人も子供も大フィーバー!!怖いくらいだったよ!!
そんな中でお母さんに
「久世さぁん」って声がかかったんだ!!
何と、ショップのお客さんだった!!
お陰で夜のプログラム、花火ショウ迄も楽しむことが出来たの!!
そのショウがさらに素晴らしくて、興奮しながら車でコルトレイクのホテルまで送ってもらったんだよ。
全てにありがとう!!
ボクもとっても幸せだった。
お母さんは街中を自転車を借りて走り回った。
水車小屋を訪ねた帰り道のこと、
閑静な住宅地の中に黒ネコの看板があるではないか!!
民族博物館だった。
早速チケットを買い、中に入っていくと一匹の太った黒ネコが眠っていたんだよ!!
「ベルギー見ずしてヨーロッパを語るなかれ」と昔の人が言ったとか・・・
夕日に染まる美しい街。
カリオンの奏べが時刻を知らせ、石畳の道をゆく馬車の蹄の音が心地よく耳に残る。
旅人の心を充分に満たしてくれたベルギー、ありがと。
ニャー。
カウンターの上にネコがいます!!
あのスペンサー*です。
あやしているのはジョンさん。
それはそれは、優しいおじさんです。
スペンサーは13歳。
とても人懐っこく、このホテルのサービス係を担当しています。
*すごく悲しいんだけど、スペンサーは2002年に天国へ旅立ってしまったんだって。もう逢えないなんて辛いよね。
滞在してから3日目の晩のことです。
お母さんが夜遅くにホテルに戻ると、フロント脇でお母さんを迎え、部屋の中に入ると、まるで自分の部屋の様にリラックス。毛づくろいを終えると、お母さんのベッドの隅で眠りはじめ、翌朝8時、たった一言“ニャー”を合図に部屋を出て行きました。
それが2晩も続いたのです。
お母さんは嬉しさでちょっと、睡眠不足だったみたい。
支配人のバレリーさん*とボクです。
彼女も4ひきのネコのお母さん。
多くの動物援護活動をしている優しくてとってもチャーミングな女性です。
ここのスタッフの皆さんは、私たちゲストに対してとてもフレンドリー。
楽しげに働く姿がとても心地よく、“さよなら“するのがとても辛かったです。
*その後、バレリーさんも退職したとのこと。もう逢えないなんて淋しいな。
クリスティーンが抱いているのが11歳のチャーチルです。
なんと!!25パウンド(11キロ)のおデブちゃん。
ちょっと気難しく、ご飯は目の前まで届けてあげないと食べない横着者。
昼間はこの様に社長の椅子を占領し、ボスの代わりを務めています。
彼のベッドは居間の大きなソファーです。
2匹とも世界中に多くのファンを持ち、彼らの名前宛てでホテルの予約もOKだって!!
本当に羨ましいったらないよね!!
どうか元気で長生きしてね、また、会いに行くからね!!
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早速、ケム川を渡るボートに乗ることにした。
日本の俳優“うじきつよし”そっくりな学生の漕ぐボートに乗った。
彼に「シンラ」のコピーを見せ、このネコ達に会いに来たことを告げると、
「その写真のカメラマンの息子とは友達なんだ。次の岸にいるから、紹介してあげるよ!!」
何と!!思いも寄らぬ巡り合わせ!!
そうして翌日、夢の様な出会いが実現出来たのです。
それがまた二枚目でさ。
それに彼の口から「ボクの家には、15匹のネコがいるよ」ときた。
お母さんの胸の内、わかるでしょう。
写真、中央のお母さんのキャップをかぶった男性がトニー・イエンドレイさんの息子さんとボクです。
ーTRINITY COLLEGEー
浮き立つ心でペダルを踏み、トリニティカレッジ正門に降り立つ。
いとしの「タイタン」に会える時が来たのだ!!
入り口の看板に注意書き。
それもその筈、1546年、ヘンリー8世により設立。
学生長は現在も王室から指名され、
卒業生にはアイザック、ニュートン、バートランド、ラッセル、チャールズ皇太子という、
ちょっと、お母さんには尻込みしてしまう様な顔ぶれだ。
意を決して中に入れば。
威厳ある建物を背に、石畳の上をゴロニャンしているタイタン見っけ!!
顔付きは我が家の“ベベ”そっくりと、お母さんは留守番をしているネコ達に
“すまないねェ”と、心で詫びたらしいのであった。
次なるは。ジイザスカレッジのネコ「ベンソン」。
お母さんがスケッチしているのをのぞきたくて、ウズウズしていた可愛い姉妹。
ボクもてに持ってもらい、ゴキゲンでした。
尋ねることはできなかったけれど、ネコの住むカレッジは、他に、セントジョンズカレッジ、ペンブロックカレッジ、それに唯一の女子カレッジ、ニューホールでも暮している。
伝統を重んじるケンブリッジのカレッジには、昔からのルールが沢山ある中の一つに、
「カレッジで犬を飼うことはまかりならん!!ただし、ネコはお構いなし」という何とも嬉しいルールが、今日まで守られているのだ。
こうしてこの旅も、予想以上の素晴らしい体験が出来ました。
出会えた多くの皆さん!!
温かく迎えてくれて、本当にありがとう。
又、いつの日にかお会い出来ますように、
ネコちゃん達共々どうかお元気で!!
ジューススタンドでギリシャ人に僕を紹介してくれたお母さん。そこでまた、一番若い男性(ニックネーム・ペットさん)の口から、「僕の家にも猫がいる」と聞き、いてもたってもいられず彼の家まで案内してもらいました。
プラカ地区のレストランで逢った猫
特に、イドラ島は、港で多くのネコが迎えてくれて、
お母さんの喜びようったら!
それにもまして、多くの芸術家に愛されているだけあって、
島全体が中世の面影の中、洗練されたおしゃれな感覚に、
どこもかしこも絵になって、本当に離れがたかったよ。
絶対にまた、行きたい島となりニャンした!
ゲストの千葉さんが、僕をダンボールで作ってくれたんだ。うれしいよね!
実は妹さんは双子さん。その一人の妹さんの大切なカチャ。
カメラマン 宇井柳成氏撮影によるソクラテス
こうして幸せに、この旅も終了しました。